えぴそーど じゅうきゅう げんごか
現在の務めている職場はおおよそホワイトです。
尊敬できる上司と同僚。
場を荒らすような荒くれ者はおらず、定期的に聞きたくもない謎の教えを唱える者もなければ、目をつぶって自作の詩を読ませる時間もありませんし、毎朝握手する習慣もなければ、絶対君主みたいなりじちょーはいません。
あの頃の環境は異常だったというのが、現在の職場にきてからまじまじと実感する次第です。
だからといって、あの会社はブラック企業か、といわれると、そうではない、と感じてしまうのが、不思議なところです。
色とかいう概念に当てはめられず、適切に言語化できる名詞はおろか、形容詞すら思いつきません。
上層部の、お花畑脳内と、そびえ立つハイタワー自尊心に程度に気を使いつつ、頭おかしいって思いながらも、それなりに楽しく、文句を言い合える地下組織(上層部以外)の存在のお陰でなんとかやれていましたし、給料休日残業はそれなりに。
しいていうならば、同じ思想、同じ型、同じレベルに揃えようとする、反ダイバーシティ企業。令和が遅延しているみたいです。
…この会社にこの時代の訪れはまだまだ先でした。
文明開化前のエド時代だったこと(えぴそーどじゅうろく参照)失念しておりました。
えぴそーど じゅうはち ごぶさた
2011年4月に新卒で入社し、2015年3月に退職
2015年3月に入社し、2018年9月に退職
2018年10月に入社し、現在に至ります。
そうです。
うだうだ文句をたらすにたらした、
例の会社を辞めて2年以上経ちます。
遡ると2016年にブログを開始して、
珍事件や珍事件、はたまた珍事件や珍事件をしたためていました。
読み返すと愛おしい日々たちです。
たった3年半でしたが、通常では考えられない程の出会いと別れ(入社人数が退職人数を圧倒的スピードで追い越していく)を経験し、
抜群のチームワークで、視線だけで会話する術と、顔面の笑顔と丁度真逆のはらわたのスペシャルコラボ、一周まわって無の境地を身をもって体感出来ました。
ど久しぶりにこのブログを思い出したのは、あの頃の同僚と久しぶりに会ったためです。
忍耐力と機転の良さが飛び抜けた、ハイスペック元同僚。
数々のテアトルを目の当たりにした戦友。
認めあって称えあえて、思い出して爆笑し続けられる共通の思い出のある、学生時代に学祭とか一緒に作り上げた友達。(という錯覚)
久しぶりに思い出して、読み返して、辛かったんだか、楽しかったんだか、ほくそ笑んでたんだか、悩んでたんだか、怒ってたんだか、笑ってたんだか、とりあえず、あらゆる感情溢れ出してたあの頃の自分と握手したいです。
えぴそーど じゅうなな さこく
例えば営業部が新商品のことで生産管理部に聞きたいことがあったとします。
直接聞いたら10秒くらいで解決できるものも、かなり遠回りしなければなりません。
なんてったって鎖国してるから。
まずは事務に聞く。事務が分からなければ統括チーフに聞く。それでも分からないことは統括チーフから聞く。それを伝達される。
……遠い。鎖国してるから。
3万歩くらい譲って、それがルールなら仕方ないですが、鎖国しているのは情報なだけで、領土は同じフロア。なんなら半径3メートルくらいの距離感なので、質問のやりとりも、答えのやりとりも、すべてつーつーでのため、何回も聞くことになります。
絶対に聞こえてるはずなのに、統チに1から説明して(ここで解決することは、にまんぱーせんとない)、また同じ説明と回答と回答と説明と……
という形の情報共有をしてるので、大概の話は噂レベルで知ります。
正式に知らされてはないけど、こうなったらしい……で動ける辺り、みんなとても賢いです。
上層部以外、坂本龍馬かも。
えぴそーど じゅうご ひさしぶり
お久しぶりです。
ネタがなかったのではなく、ネタが多すぎて、選べなかったのと、自分自身もこの会社で過ごす年月が長くなるほど、何が正しくて、何がほくそ笑むべき内容か分からなくなってきたことにあります。
お寿司屋さんなら回転レールに乗り切らないほど、毎秒新鮮なネタが出てくるのに、おいしいのか、珍魚なのか、深海魚なのか、毒を持ってるのか、見極めに一苦労してました。
とは言ってみたものの、相変わらずの会社です。
新しい制度をつくっては、上層部の腹の虫の居所で左右されるところは相変わらず。
「幸せじゃない毎日を、仕事を一生懸命することで幸せになれる」という、幸せの定義ごと押し付けてくる図々しい絶対君主、りじちょーも相変わらず。
本当に素敵な人材が集まっては、去ってしまうことも相変わらず。
総じて相変わらずです。安定力抜群。
刻一刻と変化する現代において、変わらない。
という強い意志……
とかではなく、変われなかっただけなので、せめて回転するお寿司が美味しいものになるように棚卸ししていきます。
えぴそーど じゅうよん はんぼうき
年末にかけてどんどこどんどこ忙しくなる業界でして、絶賛大忙しです。
瞬きしてる間にお昼、くしゃみしている間に3時、トイレいってる間に夕方、あっという間夜です。
なんなら月曜日かと思ったら金曜日です。
そんな中でも暇なやつは暇そうです。
そうですお決まりの上層部です。
中でも2人。
朝からゲロゲロに長い報告と、うだうだに長いレクチャーをしだすジュニア。
思いつきと、人並外れた感性で、休日にまでレクチャーを予定しはじめるシニア。
勘弁してくれ、こっちは忙しいっていうオーラを感じないあたり、本当にぶっとんでいる。
ナチュラルにきらい♡♡
えぴそーど じゅうさん じかんのつかいかた
ごく一部の社員しか見ていないはずですが、一般公開のブログのため、具体的な仕事内容に関しては伏せてきました。
が、隠すこともないだろうと判断しましたので、
小さな小さなメーカーです。
割と世の中には出回っていて、メーカー名は知らないけど、商品はみたことあるかも…と一定の世代は知っていただけてるような、そんな会社です。
小さな会社で企画生産品質管理営業総務が割といろいろと兼任しながら働いているので、1人の業務負担もそれなりに大きく、時間をいかに有効につかえるかが大切になります。
そんな大切な時間の使い方が下記となります。
毎朝8時30までに出勤、全員と握手、全員でお掃除、全員で朝礼をします。
(ちなみに金曜日は7時出勤を強制されていますが、このことに対する文句はあらためて。)
朝礼では、既に書いているような悲しすぎる駄作ポエムを聞いて無理やり心に染み渡らせたり、営業のお天気報告を聞いたり、メンタリストの精神論を復唱したりと、まぁどうでもいい内容のオンパレードです。
その後は在庫報告のミーティングがあり、商品の欠品状況や入荷情報、商品情報の報告会があります。
そして各部署に戻り部署ミーティングで情報共有、最後に個人ミーティングとなります。
この段階で、出勤から1時間半はたっています。
こんなにも大胆な使い方をするくせに、とんでもなくちっちゃな時間の節約を決められています。
①内線や社内電話の「お疲れ様です」の省略
②社内メールの名前の省略(伊藤リーダーの場合、伊リ)
③だれかに話かける時は、「お時間あるとき声かけてください」と一旦熟成させられる
節約出来る時間、2秒くらいです。
何が言いたいか、お察しください。